リボベジとはリボーンベジタブルの略であり、再生野菜のことです。リボベジ(リボーンベジタブル)は和製英語であり、アメリカではリグロウベジタブルと呼ばれています。

リボベジのメリットは食費を低減できることと、植物を育てる喜びを感じられることです。育て方は簡単であり、野菜の種類によっては何も買わず、費用ゼロで楽しめます。育て方は野菜によって違いますが、廃棄する根の部分を水に浸けたり、土に挿したりする点は同じです。育てるのに適したお庭がある家庭ならば放っておくだけで、食べられる野菜が収穫できる可能性があります。非常に簡単ですから、今日これから取り掛かることもできるでしょう。
リボベジ できる野菜はまず長ネギです。初心者におすすめの野菜であり、使い勝手もいいです。根元から1センチほど切り、水を張ったコップの中に入れておくだけです。土に植えることもできますが、伸びた分だけ土をかけていかないと、青い部分だらけになってしまうのが注意点です。さらにセロリは根元から1~2センチほど残します。根元を水の入ったボウルに入れ、十分な日光が当たる場所に置いておきます。途中から新しい葉が出始めたら1週間ほど太らせて、土の入った鉢に移し替えます。難しそうに見えて簡単なのがロメインレタスです。セロリと同じくらい簡単に再生できます。ロメインレタスの切り株をボウルに入れ、水を半分ほど入れておきます。そして数日して葉が再生したら、切り株を土に移しましょう。
完全なリボベジとは言えませんが、タマネギの球根から長ネギに似た野菜を育てることもできます。根の部分が半センチほど伸びているのを確認します。それを直接土の中に置き土をかぶせます。定期的に水をやり、土の湿り気を保ちます。緑の芽が伸びてきたらどんどん切り取ってください。似たものとしてはニンジンの葉です。そのものを再生させるのではなく、ニンジンの上部を再生させるのですが、これが意外と使い道があります。炒め物にすると美味しいですし、天ぷらは最高です。ニンジンの葉は必ず天ぷらにするという料理研究家もいます。育て方は水を張ったボウルや皿にニンジンの上部を少し残しておき、日光が十分に当たる場所に置くだけです。
リボベジができない野菜は根や葉がないものです。たとえばキュウリやオクラ、サヤエンドウなどは水に浸けたり、土に植えたりしても育ちようがありません。可能な野菜であっても水に浸けて腐りやすいものは、食べられるサイズまで育てづらいです。