近年では日本の様々なエリアで、地震や台風などの自然災害が相次いで発生しています。直接大きな被害がなかったエリアであったとしても、場合によっては停電が起きて長期間不便な生活を余儀なくされたと言う事態が発生したのも事実です。現在の生活において電気が使えない状況はかなり深刻なことであり、家電製品が使えないだけではなく、スマートフォンの充電ができないので最新情報を取得することができない、連絡手段がないなど、大きな不安にもなります。このようなことから、防災対策の1つとして、家庭用蓄電池、発電機などを検討する人も非常に多く見られます。

電力会社からの電力供給があってもなくても、家庭や企業などが何らかの発電設備を使って自ら発電を行うことが自家発電です。自家発電とは2つの種類に分けられ、常に稼働させて電力を利用する常用、そして非常の際に予備電源として使う非常用に分けられます。自家発電を導入する意味には数多くのメリットがありますが、光熱費のカットや災害の際に役に立つこと、電気自動車との相性が良い、余った電気は得ることができることなどが挙げられます。しかし電気の容量が限られていたり、設置できる家が限られる、メンテナンス費用が必要である、などがデメリットと言えるでしょう。
発電方法の種類
自家発電設備といっても発電方法の様々な種類のものがありますが、太陽光発電や家庭用燃料電池、その他にも風力発電、手動式自家 発電 機などが挙げられます。このうち手動式発電機とは人力で発電を行う装置にあたり、手でハンドルを回したり、自転車のようにペダルをこいで電気を発電させる方法があります。燃料はいらないものの、発電量はそれほど多くはなく、ラジオやスマートフォンの充電等のような小さい機器であれば向いていると言えるでしょう。一番取り入れられているものが太陽光発電であり、屋根など日当たりの良い場所に太陽光パネルを設置して太陽光で発電するものです。パワーコンディショナーと呼ばれる自家 発電 装置で家庭用に使える電力に変換する必要があります。
自家発電は自分の家で消費することもでき、売電契約をすれば電力会社に売ることもできます。自家消費のメリットとしては、電力会社との煩わしい契約や価格の下落などに頭を悩ませる必要がないことです。しかし電気を売却すれば副収入を得られます。導入することで停電の際にも電気が使えるようになり大きなメリットといえます。しかし日常的に使用することになる太陽光発電などは、導入費用も高額であるため、自分のライフスタイルや住居環境にあう使い方をする必要があります。